この活動について

落書きは街の美観を損なうばかりでなくその雰囲気から、青少年の道徳観
(どうとくかん)の欠損(けっそん)を助長し、さらには治安が悪化する
前兆になると心配されています。
当初、私たちは落書きを消す作業に汗を流していましたが、消した後も
落書きされる被害が続出し、せっかくの努力も水の泡になっていました。

「何も書かれていないシャッターがあれば落書きしたくなるが、すでに
何かが描かれているものに、落書きしようとは思わないだろう。」
私たちはそういった“逆転の発想”から
「落書きを消すのではなく、絵やデザイン画を描いてしまおう」
と考えました。商店街は塗料や養生代(ようじょうだい)を負担し、
商店街青年部員が自らの手でシャッターへの下地塗りを行います。
そして、ボランティアで絵を描きたいという美術大学の生徒さんや
デザイナーの方々に夜を徹して絵を描いていただくというものです。
2003年の5月より当商店街青年部が
「シャッターギャラリー事業部」を設立し、活動を行ってきました。
シャッターに描かれた美術専攻学生さんやデザイナーさんの
素敵なアートの数々は落書きの防止に効果があったことはもちろんのこと、
「街全体のアートギャラリー」として商店街を歩くたくさんの人たちの
足を止めています。
下北沢がアートの街になる…それがシャッターギャラリーの活動です。
製作の流れ
①まず落書きされたお店と事前に打ち合わせ
を行います。
(どんな画を描いてもらいたいかを
お店の人から聞きだします。)
②打ち合わせをもとに、後日描き手側が
デザイン画を2・3点持ち寄って、
お店の人にどのデザインが良いかを
選んでもらいます。
③下絵が決まり、下地の色が決まると
絵を描く2・3日前に、お店のまわりを
シートで保護します。
これは下北沢一番街青年部員が行います。
④下地の色を塗っていきます。
これで絵を描く準備が出来ました。
⑤いよいよ製作開始!
最初は下書きを行います。
水彩画や油絵と同じような考え方で、
後でバランスを間違えないように
薄く線を描いていきます。
⑥実際に色を塗っていきます。
(画を描く人とバランスをみる人、
色を作る人に分かれて作業を行う)

色塗りは色ごとに作業分担すると
作業が早くなります。
(赤はAさん。黒はBさん。というように…)
⑦色塗りが終わると次は縁取り(ふちどり)。
塗りと塗りの間をハッキリさせたい時は
ラインを引いていきます。
作業時間は画によって異なりますが、お店閉店後の夜から、
次の日の夜中くらいまでかかります。
(店舗開店までが勝負!乾燥時間も考慮して!)
もっともかかった時は2日目の朝までかかった事もあります。
(製作時間は、絵のデザインにも拠りますが、
実際には10時間から30時間かかります。)
















